カラオケとパチンコ – 独自の娯楽

日本に住む皆さまでしたら、この国はギャンブルに対する厳しい規制がある事をご存知でしょう。実際のカジノは許可されていませんが、独自の楽しみ方がありますね。競馬やカーレース、宝くじ、パチンコ等が大変人気を誇る娯楽の一つなのはそのためです。

一方で、この国で発祥して発展を続けてきたカラオケも外せません。日本に旅行に来る外国人は、日本人がカラオケ好きであることにびっくりするようです。この記事ではパチンコとカラオケを日本の独特な形の娯楽として紐解きつつ、その歴史と習慣をご紹介したいと思います。

カラオケ

先に述べた通り、日本はカラオケの発祥地であり、国中に10,000件近いカラオケ店が存在しています。その大半で200,000曲以上の歌が扱われており、言うまでもなく誰でも楽しめるように韓国、中国、英語の歌も収録されています。

日本のカラオケは、西洋のカラオケ店とは勝手がかなり違うとよく言われます。殆どの場合、親しい人達と時間を過ごす為に個室で区分けされており、そこで飲み物や食べ物を注文できます。歌っているのを誰にも聴かれる事もありませんし、まわりは知り合いだけなので誰にも冷やかされる事はありませんよね。

店は1時間あたり大体300円で、夜の時間帯は900円です。大抵は飲み物を1杯と何か食べ物を注文しなければなりません。

Pachinko

パチンコ

パチンコの場合、日本全国に店舗が11,000店以上あるということをご存知でしたか?そのほとんどが繁華街や駅の近くに建っています。これらの設備は鮮やかな彩りと派手な電飾で飾られており、各パチンコ機からはスロットマシーンを真似た音が流れていますよね。

パチンコは2種類の機種で楽しむ事ができます。1つ目は遊び方が実際のスロットに似ているので説明は不要です。もう一つはどちらかというとピンボールゲームに似ており、小さい玉と垂直の板で構成されています。プレーヤーが勝つには、その玉を下にある小さな穴に入れなければなりません。

しかしここからが難しい所、換金です。賭博は違法なので、勝ったからといってそのまま現金に替える事はできません。流れはスロットと同じですが、スタッフが来て全ての玉を回収します。それからちょっとした景品と交換できるカードかレシートを発行してくれます。

景品を受け取ったら、それを持って景品交換所と表示されている別の店に行き、現金に交換します。非常に無駄なように思えますが、法律には従わなければなりません。しかしながらこの面倒な手順があっても、パチンコを打つ楽しみから何万人という人の足が遠ざかる事はありません。

現金に換えたくない場合は、電子機器や美容機器、お菓子、タバコといった景品に換える事も可能です。パチンコ店は大音量の音楽とタバコの煙で有名なので気を付けてください。禁煙のパチンコ施設は非常に少なく、いくらか時間を過ごすと身体にタバコの臭いが付きます